金曜日担当の木村です。
今日はハンドブック(便覧)について書きます。
ハンドブックとは、特定の分野で必要な事項を簡潔に説明した参考図書のことです。
ハンドブックは
1.知りたい事柄の内容をざっくりと理解できる
2.その事柄の、その分野における位置づけを把握できる
3.参考文献が豊富であり、その後の調査の助けになる
という点で便利です。
本の一部分しか使わないため個人で買うには高価です。図書館では無料で閲覧できるので、図書館で利用するのにもってこいの本だと言えます。
例えば「メッシュフリー法」という初めて聞く単語について調べることになったとします。
日本語の書籍は1冊しかないようです。 ※「メッシュフリー法」では科研費報告しかでてきませんでした…
英語の書籍なら参考になりそうですが、予備知識もない状態で読み始めるのは苦労しそうです。
ウィキペディアには簡単な概要がありました。メッシュフリー法は有限要素法に近い手法のようです。
しかし、数式は全く出てこない上、参考文献もありません(2016年11月11日時点)。
※ちなみに有限要素法は偏微分方程式の代表的な数値解法の一つです。
メッシュフリー法が数値解析手法の一つだと分かりました。※ちなみに有限要素法は偏微分方程式の代表的な数値解法の一つです。
そこで計算力学ハンドブックを見てみます。
オンラインでの閲覧も可能です。
ここでは数式も用いた説明が18ページに渡ってなされています。また27本の論文が紹介されています。
これで基本的な知識の習得と、次の調査への足掛かりができました。
オンラインのものだけでも、「有機化合物結晶作製ハンドブック」や「混相流ハンドブック」、「カウンセリング実践ハンドブック」などたくさんのハンドブックがメディアセンターには揃っています。
知らないものについてはもちろん、知っていると思っていた事柄についての発見もあるかもしれません。
ぜひ活用してみてください。
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