2016年7月14日木曜日

アメリカへの学位留学について―第6回 まとめ―(連載)

こんにちは。OBスタッフの山田です。


これまで長い連載に付き合っていただきありがとうございます。
最後に今までのまとめをし、私が重要だと考えることをいくつか述べたいと思います。

アメリカの大学は世界中から学生を集め、多くの分野で世界をリードする研究を行っています。学生への財政支援も充実しており、大学院生活中、勉強・研究に専念することが出来ます。また、アメリカの大学で学位(Ph.D.)を取得した場合、その後の活躍の場は世界中に広がり、学術会だけではなく企業からの需要も非常に高いです。

しかし、学位留学を目指した大学院受験は決して容易なものではなく、肉体的にも精神的にも疲弊していきます。
思うようにスコアが伸びないと悩んだり、奨学金の締め切りなどに追われることもありますが、私が何よりも重要だと考えていることは、まず自分の研究に専念することです。
教授たちが学生に最も求めているものは研究力であると思います。

もう一つ私が重要だと感じたことは、留学のことを相談できる友人を持つことです。
僕自身も同期や先輩後輩に何度も相談に乗ってもらい、大きな支えとなっていました。
幸いにして慶應義塾大学、特に理工学部は他大学に比べて海外留学を目指す学生が多いように思います。
また、慶應義塾大学公認のサークルで、交流や留学情報の発信を行っている海外大学院教育研究会(通称:鴻志会)という団体があります。
私も所属しておりましたが、創設僅か数年にも関わらずたくさんの方が海外留学を達成されています。
周りの人たちと異なる道を目指すことで孤独感を感じることも有るかと思いますが、同じ志を持った仲間を見つけることが精神面での支えになると思います。

ここまで偉そうに書いてしまいましたが、私も漸くスタートに立った段階で、これから更に大変な試練が待ち構えていることと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んで学位留学に興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら大変光栄です。


山田

1 件のコメント:

  1. 理工学部2年のものです。
    6回分の連載全て読ませて頂きました。
    海外の大学院受験について詳細な説明がなされていて、海外の大学院受験に非常に興味を持ちました。
    まだ2年生なので色々調べながら進路の参考にしたいと思います。
    ありがとうございました。

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