2016年7月11日月曜日

アメリカへの学位留学について―第5回 アメリカ大学院入試~合否編~(連載)

こんにちは。OBスタッフの山田です。
アメリカへの学位留学について―第5回 は「アメリカ大学院入試~合否編~」です。


無事に出願を終えたら、いよいよ合否の結果を待つ時期に入ります。
アメリカの大学には定められた結果発表日は無く、合否の判定が出た学生から順に連絡が行く仕組みとなっています。
また、一般的に合否は出願締め切り後から415日までに出ることになっています。
これはアメリカの全大学において、415日がどこのOfferAcceptし、どこをDeclineするか伝える期限であるためです。
ただしWaiting listと呼ばれる、いわゆる補欠枠の場合はこの限りではありません。

では、この期間をただ黙って待っているだけかというと、まだまだやれることは残っています。
出願した大学の興味のある教授へコンタクトを取り続けることや、奨学金や研究実績、試験のスコアなどの情報が更新された場合、アドミッションへ連絡することで更新することが出来るので、少しでも合格に近づけるよう最大限の努力をしましょう。
出願書類が目にとまり、教授に興味を持ってもらえるとこの期間にSkypeによる面接などを持ちかけられることがあります。
私も4つの大学から計5回面接をしてもらいました。
面接まで漕ぎ着けると合格の可能性はグンと上がります。
ここで悪い印象を与えないように出来る限り準備をして挑みましょう。

多くの大学では12月末の出願締め切りを過ぎると、一旦クリスマス・年末年始休みに入り、年明け後アドミッションによる審査が始まります。
審査のプロセスは外からは伺い知ることが出来ず、受験生が知りえる情報はあまりないのですが、私が出願した大学のうち1校は、1月の二週目ぐらいに教授が奨学金へ推薦したい学生を選出し、アドミッションがその審査をすることになっていた様です。
約一ヵ月後、奨学金のOfferと共に合格が来ました。

合格通知には必ず財政援助の内容(RA, TA, Fellowshipの期間・金額、または無しか)が記載されており、合格者はこれらの条件を比べながら最終的な進路を決定します。
日本からの奨学金などで一部の費用を賄える場合は、必要に応じてその金額に加えた援助が提示されます。そのため場合によっては他の学生よりもリッチになることがあります。

アメリカの大学院入試では、早い段階で来る連絡は朗報(合格)で、遅くに来る連絡は悲報(不合格)と良く言われることがありますが、私自身1月中旬に来たのは不合格で、4月に入ってからでも2校から合格をいただきました。

最後まで諦めないことが大事です。

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